マネージャー目線で綴る
【マネージャー日記】シリーズ。
今日はハロウィーン!
今やすっかり秋の風物詩になりましたね!
エースのキッズモデルは仮装して
撮影現場入りしました。
今日は私のマネージャー人生を変えた
特に印象的だった出来事を書いてみたいと思います。
▼ 前回の記事はこちら ▼
楽しみ方はそれぞれ!奥が深いモデルの仕事
➖ 人生に寄り添う仕事
この業界だけではないと思いますが
マネージャーという職業は
モデル・タレントの人生に寄り添う仕事。
特にエースは設立当初から
〝ミセスとシニアに特化した事務所〟として
ライフスタイルの変化が大きい世代の
所属メンバーが多かったこともあって
結婚や妊娠・出産、お子さんの進学に結婚、
所属メンバー自身の退職や家族との別れなど
人生に近い距離で伴走している感覚があります。
モデル、デザイナーとして活動する景都も
在籍後に結婚、お子さんたちの妊娠と出産と
ライフイベントがあり、
そのたびに事務所では驚いたり喜んだり。
親子で共演した作品を見ると
こんなに大きくなって…と親戚のおばさん
みたいな気持ちになったりしています。
➖ 形に残るということ
エースは更新料や月謝などがかることもないので
所属すると長いお付き合いをさせて頂くことが多く
20年以上在籍しているメンバーもいます。
ある日、所属していたシニアモデルの奥様から
事務所に突然の別れをしらせる連絡が入りました。
数日前まで元気に撮影に行っていたのですが
急な病で亡くなったと聞き、愕然としました。
その時、これからお通夜、葬儀を行うと聞いて
遺影の写真を伺うと、携帯に入っている写メを
プリントするとのこと。
事務所にはプロのカメラマンに撮ってもらった
素敵な写真のデータがたくさんありましたので
お渡ししたところ、とっても喜んで下さって
遺影に1枚ご家族で話し合って選び、
他の写真も全部印刷して会場に飾られました。
弔問に来られた方からも
〝かっこいい〟〝渋い〟と評判だったそうです。
そして葬儀も終わりしばらく経ったころ、
奥様から寂しい時や会いたくなった時は
出演したCMや、映像作品をみている。
一部はYouTubeに上がっていて
いつでも動いている主人を見られて
声も聞けて嬉しいの。とお話しを伺って
〝形に残る〟ということはご家族や友人、
大切な人にとっても素敵な事なんだと実感。
この一件で私の出演作品の思い入れも変わり
〝ご家族が見て喜んでもらえるか〟という視点でも
出演依頼を見るようになりました。
そしてどんなにライフスタイルが変化しても
できるだけ長くモデル・タレントの人生に
寄り添って伴走できる存在を目指そう、と
思うようになりました。
撮影は本当に刺激的で楽しいし、
非日常という意味で特別感のある仕事ですが
形に残るという意味では本人はもちろん
周りも笑顔にする素敵なお仕事だと思っています。
このお仕事に興味のある方は
ぜひ自分のため、大切な方のために
形に残るお仕事、してみませんか。