マネージャー目線で綴る
【マネージャー日記】シリーズ。
もうすぐ子どもたちは夏休みですね!
高い気温と湿度に負けずに
子どもの様に元気に汗をかきかき頑張ります。
さて、今回のマネージャー日記は
ちょっとマネージャーの愚痴に
お付き合いいただきたいと思います笑
モデルの(マル秘)ギャラ事情について
書いてみたいと思います。
▼ 前回の記事はこちら ▼
芸能事務所の選び方 – 契約トラブルに遭わないために –
➖ 昔の非常識が今や常識
エースではお陰様で雑誌・カタログ、CMから
通販、ドラマ、映画まで幅広くお仕事のご依頼を
いただきますが、撮影内容と同じくらい大事なのが
ギャランティー。
所属モデル・タレントは未経験の新人でも
エースに所属した時点で「プロ」。
撮影して対価(ギャランティー)を得るのは
当然として、いくらでその仕事を受けるのか、
というのは大事な問題です。
ひと昔前(フィルムやネガ撮影が主流時代)の
広告業界ではギャランティは媒体や期間ごとの
使用料を積み上げる契約が主流で、
いくらクライアントがネガの所有権を持っていても
撮影したモデルの写真を広告に3ヶ月使うならいくら、
半年ならいくら、1年ならいくら…と
ギャランティが決まっていきました。
「買取」と言って、無期限で使わせて欲しい
というのはちょっと非常識な要求で、
その分、金額が300万、500万…と高額に。
ところが今は平気で3万円で買取たい、
という依頼もあったりします。
本当にマネージャー的には心底びっくりします。
でも広告主の意向、ということで
悪びれもせずに依頼してくるところも…
当然お断りするのですが、
昔の非常識が今や常識になっています。
➖ なぜ買取が増えているのか
私たちにとって買取は憎き依頼なのですが
業界的には〝仕方ないよね〟という
空気があるのも事実。
というのも、広告物は契約終了後
3ヶ月など決められた期間内に
全て撤収する、という仕組みがあります。
電車や駅のポスターや広告も
契約終了後はなるべく速やかに
全て撤去するルールなのです。
ところが、インターネットの普及で
一度ネット上に掲載した広告を
すべて消去することは困難で、
WEBでも広告を使いたいと思っている
クライアントにとっては、
「いついつまでの契約のはずなのに
まだ閲覧できるじゃないか!」と
契約違反として莫大なペナルティを
負う可能性があるのです。
そうした時代の変化もあって
リスクを減らすため、
そして出来のよい広告を
いつでも自由に使えたらいいよね、
というコスト削減の思惑も重なり
買取が増えているのです。
➖ 買取はやる?やらない?
この買取案件に対して
事務所の考え方はさまざま。
エースを含め、ネガやフィルムの時代から
やっている事務所は基本的に買取に対して
消極的なようですが、
比較的新しい事務所さんはギャラの金額や
条件に関わらず買取OKのところもあるようです。
どちらがいい、悪いではありませんが
仕事欲しさに何でも受けてしまうと
そのしわ寄せが行くのはモデル・タレントたち。
エースでは仕事内容や金額、
半永久的に広告に使われることで
他の仕事に及ぼす影響も考えながら
ご依頼に応じるか検討しています。
買取が非常識ではない今、
昔を知らない今ドキの若手制作スタッフに
買取NGだとしぶってるよ〜
エースは時代の波に乗ってないな〜と
思われたとしても!
所属モデル・タレントたちのために
そして広告業界の未来のためにも
譲れないものがあるのです。笑
長々と業界ギャラ事情の今昔裏話に
お付き合いくだりありがとうございました。
葛藤の末に気持ちよくお引き受けした
出演の数々を少しずつご紹介しています!
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