最近ニュースで話題のエージェント契約。
エースは所属モデル・タレントとエージェント契約を結んでいます。

業界未経験の方や業界に入って日が浅い方には良くわからない事ですよね。
今日はマネージャー目線で、このエージェント契約について書いてみたいと思います。

➖そもそもエージェント契約と普通の所属契約は違うの？

業界で一般的と言われている所属契約は「マネジメント契約」と言われ、
事務所が出演業務に関する全ての舵取りをします。
モデルやタレントは全て事務所にお任せして、
出演業務をするだけで良いのですが、
ほとんどの事務所が青田買いを好み、
若いうちから育成を行います。

よって、事務所が主導権を持ち、仕事の内容なども
事務所の意向が重視される傾向にあります。
また事務所は育成にかかったコストを回収する必要がありますので、
ギャランティーの取り分が事務所の方が多かったり、
モデル・タレントには固定給で決まった額だけ支払われる、
という場合もあります。

一方「エージェント契約」は海外で一般的な契約で、
あくまでもモデル・タレントは個人事業主として
スケジュールの管理などは自分で行います。

より多く、いいお仕事を獲得するために
営業や仕事依頼の獲得、ギャラの交渉など
自分ではなかかなか出来ない一部の業務を
専門家（＝エージェント）に依頼するわけです。
モデル・タレントは依頼主として
エージェントに対価を支払う必要がありますが、
いわゆるパートナーのような関係性ですので、
やりたくない仕事を断ったり、
出演すればしただけギャランティーが発生するメリットがあります。

例えるなら、
先生がついてくれるマネジメント契約と
伴走者がいるエージェント契約、という感じでしょうか。

➖エージェント契約と所属契約、結局どっちがいいの？

どちらにもメリット・デメリットがありますので、
ご自身の希望する働き方によると思います。

キッズやティーン、20代前半くらいで
いつでもこのお仕事のためにスケジュールを空けられるようなら、
育成重視のマネジメント契約の方が向いているかも知れません。

仕事をしている・子育てをしている、他の活動と両立したい、
という事であればご自身のペースで活動できる
エージェント契約の方が良いと思います。

但し、エージェントによっては
「いつでも仕事に入れるようにしておく事が契約の条件」
というところもありますので、活動条件、
報酬やギャラの取り分に関する取り決めなど、
お互いがどこまで歩み寄れるかが最も大切なポイントだと思います。

お互いに気持ちよく仕事をする上でも
契約内容はとても大事。

エースでは所属モデル・タレントが気持ち良く活動するためには、
事務所と対等で、双方が協力関係であるべき、
という思いでエージェント契約を採用しています。

同じモデル・タレントでも働き方は千差万別。
ご自身に合う事務所がきっとあります！
ぜひしっかり検討してみて下さいね。

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